製剤の調査資料

[出典]
山口恵三、石井良和、岩田守弘、他:Meropenemを含む各種注射用抗菌薬に対する2004年臨床分離株の感受性サーベイランス。

Histoplasma

ヒストプラズマ属

Histoplasma capsulatumヒストプラズマ・カプスラーツム

  • ニ相性真菌で,組織内では組織球(histiocyte)内に酵母型として存在し,培養では菌糸型となり,小さな胞子を有している.
  • 北米大陸のミシシッピー河上流域に流行している.
  • 通常,土壌,ハト・コウモリの腐敗した排泄物中に生息し,胞子の吸引によって感染する.
  • 元来軽症で限局性であるが, compromised hostでは全身性となる.
系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
抗真菌剤 Miconazole ≦0.04
抗真菌剤 Terbinafine Hydrochloride ≦0.05~0.2
抗真菌剤 Amphotericin B 0.9
抗真菌剤 Flucytosine 1.5~>100
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。

Histoplasma capsulatum var.capsulatum

系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
抗真菌剤 Itraconazole 0.018
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。