製剤の調査資料

[出典]
山口恵三、石井良和、岩田守弘、他:Meropenemを含む各種注射用抗菌薬に対する2004年臨床分離株の感受性サーベイランス。

Bacillus

バチルス属

Bacillus anthracisバチルス・アンシラシス

  • グラム陽性の大型桿菌で牛,羊,馬に炭疽をおこす.
  • ヒトではこれらの動物を扱う人などで皮膚や粘膜の傷口から感染することがある(皮膚膿疱等).
  • まれに吸入により感染する(肺炭疽).
系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
セフェム系(オキサセフェム系) Flomoxef 0.2~0.39 1.56 0.39
ペニシリン系 Amoxicillin 0.05
ペニシリン系 Bacampicillin 0.045
ペニシリン系 Sultamicillin 0.012
セフェム系(セファロスポリン系) Cefaclor 0.39
セフェム系(セファロスポリン系) Cefazolin 0.2
セフェム系(セファロスポリン系) Cefotiam 0.39
セフェム系(セファロスポリン系) Cefroxadine 0.78
カルバペネム系 Doripenem ATCC 14578 0.016
カルバペネム系 Imipenem / Cilastatin 0.013
カルバペネム系 Meropenem 0.025
カルバペネム系 Panipenem / Betamipron ≦0.006
アミノグリコシド系 Amikacin 0.78
アミノグリコシド系 Dibekacin 0.19
アミノグリコシド系 Gentamicin 0.39
アミノグリコシド系 Streptomycin 0.5
マクロライド系 Azithromycin 0.78
マクロライド系 Clarithromycin 0.1
マクロライド系 Erythromycin 0.39
リンコマイシン系 Clindamycin 0.045
ニューキノロン系 Ciprofloxacin 0.1
ニューキノロン系 Levofloxacin 0.05
ニューキノロン系 Lomefloxacin 0.2
ニューキノロン系 Norfloxacin 0.2
ニューキノロン系 Ofloxacin 0.1
ニューキノロン系 Sparfloxacin 0.025
ニューキノロン系 Tosufloxacin 0.012
テトラサイクリン系 Doxycycline 0.78
クロラムフェニコール系 Chloramphenicol 0.2~0.39
グリコペプチド系 Vancomycin 0.78
その他の抗菌薬 Sulfamethoxazole - Trimethoprim 0.002~0.046
抗結核剤 Rifampicin 0.19
ペニシリン系 Aspoxicillin 0.78
ペニシリン系 Piperacillin 0.78
セフェム系(セファロスポリン系) Cefalexin 1.56
セフェム系(セファロスポリン系) Cefdinir 1.56
セフェム系(セファロスポリン系) Cefotaxime 6.25
セフェム系(セファロスポリン系) Ceftriaxone 6.25
セフェム系(セファマイシン系) Cefmetazole 3.13
セフェム系(セファマイシン系) Cefminox 3.13
セフェム系(オキサセフェム系) Latamoxef 6.25~12.5
アミノグリコシド系 Arbekacin 3.13
ニューキノロン系 Pazufloxacin 0.05
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。

Bacillus cereusバチルス・セレウス

系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
カルバペネム系 Doripenem IFO 3001 0.016
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。

Bacillus subtilis枯草菌

系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
カルバペネム系 Doripenem ATCC 6633 0.016
カルバペネム系 Tebipenem Pivoxil ATCC6633 0.03
キノロン系 Garenoxacin ATCC 6633 0.05
ニューキノロン系 Sitafloxacin Hydrate ATCC 6633 0.006
ペニシリン系 Piperacillin 3.13
ペニシリン系 Tazobactam / Piperacillin 0.2
セフェム系(セファロスポリン系) Cefoperazone 0.39
セフェム系(セファマイシン系) Cefbuperazone 0.78
ストレプトグラミン系 Quinupristin / Dalfopristin ATCC 6633 1
ニューキノロン系 Pazufloxacin 0.1
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。