製剤の調査資料

[出典]
山口恵三、石井良和、岩田守弘、他:Meropenemを含む各種注射用抗菌薬に対する2004年臨床分離株の感受性サーベイランス。

Yersinia

エルシニア属

Yersinia enterocolitica腸炎エルシニア

  • 腸内細菌科に属するグラム陰性桿菌.
  • 時々正常腸内細菌叢として常在するが,回盲部の炎症や全身性の感染症をおこすことがある.
  • 汚染食物の摂取により流行性の感染をおこすことがある.
系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
ニューキノロン系 Ciprofloxacin * 0.015~0.06 ** 0.015~0.06
セフェム系(セファロスポリン系) Cefpodoxime Proxetil 1.56 1.56 0.78
マクロライド系 Azithromycin 6.25 6.25
テトラサイクリン系 Doxycycline 1.56
クロラムフェニコール系 Chloramphenicol 3.13 3.13
セフェム系(セファロスポリン系) Ceftibuten 0.05
セフェム系(オキサセフェム系) Flomoxef 0.2
セフェム系(オキサセフェム系) Latamoxef 0.06~0.2
カルバペネム系 Doripenem ATCC 9610 0.063
カルバペネム系 Imipenem / Cilastatin 0.2
カルバペネム系 Meropenem
カルバペネム系 Panipenem / Betamipron 0.2
ニューキノロン系 Sitafloxacin Hydrate TE 591 ≦0.003
セフェム系(セファマイシン系) Cefmetazole 1.56
キノロン系 Nalidixic Acid 1.56
キノロン系 Pipemidic Acid 1.56
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。

Yersinia pestisペスト菌

系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
ニューキノロン系 Pazufloxacin 0.016
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。

Yersinia pseudotuberculosis仮性結核菌, 偽結核菌

系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌のMIC 臨床分離菌のMIC80 臨床分離菌のMIC60 備考
カルバペネム系 Doripenem ATCC 29833 0.031
「MIC80」欄の *
:MIC90の値であることを示す。
「MIC60」欄の **
:MIC50の値であることを示す。
「備考」欄の ※
:マウスオーバーで備考を表示。

感受性のデータは、主として製薬メーカのインタビューフォームから収集しています。 これらのデータは発売当初のデータの可能性があり、現状を反映していない場合があります。最新のサーベイランス情報を参考にしてください。